【要約】

自民党の厚生労働部会は、高額療養費制度に関する修正案を発表し、長期治療を受ける患者への負担増を取りやめる方針を提示しました。この修正案に対して、部会参加議員の間で反対意見は出ませんでした。しかし、患者団体からはこの見直しに対して反発の声が上がり、厚生労働省が先週示した修正内容に対して、制度全体の見直しを凍結するよう求められました。

立憲民主党は、患者団体の主張を受けて見直し凍結に関する法案を国会に提出しました。自民党は、これに対し、患者団体との意見の相違が続いているものの、修正案がまとまり、2025年8月から新たな負担額が導入される見通しとなっています。自民党内での修正内容には意見の一致が見られ、予算案に組み込まれる予定です。しかし、患者団体が制度全体の見直しを凍結するよう訴える中で、政府はさらに議論を深め、慎重に進める必要があると言われています。

【今後の流れを考察】

今後の流れとしては、立憲民主党が提出した法案の進展が注目されます。患者団体の反発を受けて、政府は説明責任を果たし、議論の場を設ける必要があります。自民党が修正案をまとめたことにより、制度変更は進む方向ですが、患者団体や野党との協議が続く中で、最終的にどのような形で新たな負担額が決定されるかが重要です。また、法案審議の過程で、政治的調整や修正が行われる可能性が高いため、その動向に注視が必要です。

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